Jan 17 2012
尾崎 「そうです。やはり、皆何らかの組織・企業に所属して、色んなしがらみのなかで、ストレス抱えながら生きているわけです。そういう共感を生み出したかった。
そんなストーリーを描き出すために必要な設定ってなんだろうと、ぐるぐる考えるなかで、『企業に属するアスリートって、それに近いな』と。ヒーローをアスリートになぞらえると言いますか」
―― あー、なるほど!
尾崎 「実業団に属するプロスポーツ選手や、わかりやすく言えばプロ野球選手ですね。彼らはアスリートであり、現実世界のヒーローなんですよね。
桑田投手は歳を取ってもアメリカへ行って、諦めずにがんばっていた。今でも現役のイチロー選手もそう。サッカーだとカズ選手とか。彼らはヒーローですよね。ああいった格好良い姿が描ければいいなと。
また、北京五輪のとき、ミズノに属する選手は、スピード社の競泳水着を着用すれば記録が出ることをわかっていたにもかかわらず、『自分はミズノの人間だから』とミズノ製を着用し続けましたよね。僕らはそこに人間の葛藤を見るわけです」